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 第三回講習会(2007年11月27日)のご報告

 第3回は 「 マンダリン オリエンタル 東京 」 の五十嵐 宏シェフでした。

 打ち合わせに伺ったホテルの中を案内してくださった時、

 シェフはすれ違うスタッフに

 誰隔てなく声を掛けていらっしゃっいました。

 それを自ら実践していらっしゃるシェフだからこそ

 普通では入れて頂けない厨房に入らせて頂いた私に、

 スタッフの皆さんが大きな声で挨拶して下さいました。

 気持ちのいい挨拶はやはり何にも勝るパワーの源!

 どんな時にも忘れないでいたいものです。


 優しくて誠実で周りの方に常に気遣っていらっしゃるシェフ。

 でも、本当はすぐに感情が顔に出てしまうし、

 違うと感じた事に素通り出来ず議論してしまうし、

 人と関わるよりも仕事をしている方がいいと言う、

 意外な一面を告白して下さったシェフ。

 そんな確固たる自分の感情を認識し、

 考えを持っていらっしゃるからこそ、

 人に優しく出来るのだし

 誠実でもいられるのだと思いました。

 そして、それはケーキに対しても現れている様に感じました。

 各々1つのパーツは思っていたよりも

 強い個性であったり、味覚であったりするのに

 全体を味わうととても調和の取れた優しい味となっています。

 それこそが

 五十嵐シェフの個性ではないかと思った私でした。


 写真を見て頂いても判る様にシェフは

 「必要以上に触られたくない」と感じている素材、材料を

 とてもいとおしく優しい眼差しで見つめていらっしゃいます。

 ストレスをかけないようにする事で

 素直で優しいSweets になるのだそうです。

 う〜ん、納得ですね!!


 同じ所を回っている様に見えても進歩していて、

 そこには情報が氾濫していている事もあり、

 自分なりのきちんとしたお菓子作りの

 スタンスを持っていないといけない今の時代。、

 ホテルのペストリー シェフとしての

 妥協しないといけない所も勿論あるものの

 パティシエである前に1人の人間である事を大切にしつつ、

 感性を豊かにして素直に

 当たり前の事をきちんとする事で

 感覚・音・香り・目からの情報の全ての五感を使った、

 お菓子作りを大切にしていきたいとの事でした。


 そんなシェフが講習会の終わった後に

 私に下さったメールには、次の言葉が・・・

 「人間、忙しい時にこそ真価が問われると思います。」

 1日は24時間しかない中、忙しい、忙しいと言って

 後回しにしていたのでは何も始まらない。

 決められた時間の中で如何にきちんと段取りよく

 自分のしなければいけない事を

 誠実に誠意を持ってしていくか、簡単な様でとても難しい事。

 怠け癖のある私にはとても心に響く言葉でした。


 そして、打ち合わせの時に

 シェフから感じた事を紹介しますね。

 「目標 ( 夢 ) を持ち努力をしていて

 “ タイミング ” が合った時に結果が出る。」と言う事でした。

 これこそが、

 今回、講習会をして頂けた答えだったのかも!!







































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