Sweets Please第8回講習会 ( 2009年6月19日 ) のご報告 Sweets Please第8回講習会は 「 ル ガリュウ M 」 の丸山 正勝シェフでした。 打ち合わせに伺った時、 「 プロ相手の講習会はしているけれど 一般の人向けは初めてなので… 」 と仰っていたシェフ。 メニューを決める時も来て下さるお客様の事を 色々と考えていて下さったと共に 細かい確認事項も聞いて来て下さるなど ご紹介頂いた、武江シェフが仰っていた通り、、 本当に優しく、熱きハートの持ち主である事を お話する度に感じていました。 写真を見て頂いてもわかる様に 抑えるべき所は 最後にもう一度きちんと説明して下さって 「 ビシッ 」 と。 ここぞ!と見せる所は、まさに職人の顔。 そして、笑いを誘う時は、 心から笑っていると言った満面の笑みで・・・と 本当に表情豊かなシェフの講習は 緊張と和みをうまく取り入れて下さりながらの 端的で充実した講習会でした。 今回は日本人ならみんなが知っている, 身近な素材である、カルピスと 香り高いアールグレイを組み合わせた、 「 ラクティック 」 を通して ムースとババロアの食感の違いについて、 シェフのこだわりを話して下さいました。 又、飾りに使うチョコもひと手間もふた手間もかけた 色鮮やかな、その作り方も丁寧に教えて下さいました。 そのピカピカ、光沢のあるチョコの飾りが、 出来上がったキュートなドット模様のSweets の魅力を 更に引き出してくれているのが見ていてよく判ります。 そして、シェフのこだわりである、 五感で感じる 「 スァースト・インパクト 」 は勿論の事、 Sweets のデザインをとても大切にされているシェフらしい まさに、夏のお菓子をイメージする 「 ソレイユ 」 からは 味の組み立てについて、ダクワーズが甘みとなって アパレイユ パッションが酸味となって、 そこに苦みがないから、シュクレ生地をしっかり焼く事で 香ばしさ→コク(苦み)にと味が繋がって…と シェフが大切にされている、 五感で感じる、「 ファースト・インパクト 」 の意味合いが 目に飛び込んでくる斬新なデザインも含めて とても分かリ易い説明でした。 最後は 伝統菓子を大切にされて商品化していらっしゃるシェフの、 伝統菓子に対する想いを 「 パンデピス 」とプチプレゼントの 「 カリソン 」 を通して お聞きする事が出来ました。 そんな講習会の流れの中で 私達への説明で オーブンから出すタイミングが狂い ちょっとうまくいかなかったグラスアローに対しても 笑いのエッセンスを含ませながらも、さらりと 「 これは失敗した、いい見本です。 こうならない為には・・・」 と、 どうしてそうなったのか、そうならない為には…と とても丁寧に教えて下さいました。 そうそう、もうひとつ! それは、 アングレーズを炊く時は 何故、ゆっくりと時間を掛けて炊くのか・・・ その時、 第1回番外編講習会で西原金蔵シェフもそれについて すごく説明をして下さったのを想い出しました。 そう言えば、 西原シェフと丸山シェフは、 「 トロワグロ 」 でご一緒だったのですよね。 こう言う場面に出逢うと、 Sweets への想いはシェフそれぞれだけれど シェフ同士の深い繋がりを感じる事が出来て なんだか感動してしまう自分がいます。 講習会を通して、ずっと感じていたシェフの 表情豊かで、人間味溢れる、 「熱きハートの想い」がいっぱい詰まった 伝統菓子や、斬新でいて繊細、そして、キュートなSweets が これからもどんどん、お店に並んで行くのがとても楽しみです。 講習会の作品は、こちらをご覧ください |
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普通の主婦が始めたスイーツ好きのための講習会「スィーツプリーズ」