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 Sweets Please第1回番外編講習会のトークショー
               ( 2008年11月27日 ) のご報告

 
  Sweets Please 初の試みとして
  普通では見る事の出来ないツーショットでトークショーを
  出来たらと言う私の想いが、
  今回、西原シェフと武江シェフのお2人によって
  実現する事が出来ました。

  司会は Sweets に詳しい知識豊富な
  平岩さんにお願いしました。

  西原シェフと武江シェフが
  クロスなさった所はどこかと言いますと…  それは銀座!
  資生堂パーラーと和光でシェフをしていらした時の出逢い。
 
  当時1991年頃は、今をときめくシェフ達が
  まだ独立をなさる前の
  お二人を初め、稲村シェフ・藤森シェフ・土屋シェフ・柳シェフと
  何人ものシェフ達が銀座周辺に集まっていらして
  「幻の銀座会」なるものがあったそうです。

  当時、まだ日本では馴染みのなかったカヌレについて
  あれこれ情報交換をなさったり、
  お互いにレシピを交換しては、
  自分なりに作ってはアレンジしたり
  新作を作っては、まずお味見をして貰ったりと
  お2人には楽しい思い出がたくさん銀座におありだそうです。

  武江シェフは何を作ってもいいと言われて
  問屋に材料を頼んでいたのでは足らずに
  世界中を回って材料を探された、そのシェフが仰った言葉は
  「地球、狭いと思いませんか?」 
  普通言えない言葉ですよね!

  その武江シェフが
  皆さんに持ってきて下さったお菓子はマカロン。
  新婚旅行で出逢ったマカロンが忘れられず
  調べたり、そこらじゅうのマカロンを食して、
  今のマカロンに辿り着かれた思い出のお菓子。
  シェフのお店には、そんなマカロンが6種類。
  シェフのお店に並んで皆さんに買って頂くのを待っています。
  それと共に、武江シェフは、お菓子を如何に楽しく美味しく戴くか
  常識にとらわれないとてもユニークな戴き方をも
  提示して下さいました。

  そんなお2人のお話の中で印象的だった事、
  それは…

  西原シェフは、65歳のお誕生日である5月31日を
  「オ・グルニエ・ドール」の閉店日と考えていらっしゃると言う事。
  スタートと出逢いがあれば、そこには終わりと別れがあると。
  その終わりと別れにきちんと向き合える事が大切であり
  その日の為に、100%日々を燃焼し、
  クオリティを保ち続ける事はとても大変だけれど、
  その終点日に向かって日々を楽しみたいし、
  その日を無時に迎えられたら、ご自身にとってはお祝いであり、
  新しいスタートとなる楽しみの日でもあるのだそうです。

  そして、武江シェフは9月に大病をなさって、
  1命を取り留められた事で、生かされたこれからの人生、
  制限のある中、
  楽しみながらどうお菓子と向き合って、
  ご自身の想いを伝えていくかを考えていらっしゃるそうです。
  今はポピュラーとなったカヌレをアレンジしようと構想中との事、
  楽しみですね!

  最後にそのお2人のもう一つの共通点、
  それはオーディオ。
  お2人とも音楽が大好きでいらして、
  武江シェフが西原シェフのお宅に行かれて
  一晩オーディオを前に
  音楽を楽しみ語り合った事もあるそうで
  西原シェフは、お店のお休みの時に
  お店に飾られているスピーカーを通して音楽を聴きながら
  ケーキの試作をするのがとても大切な時間との事ですし、
  武江シェフは最近、コンサートによく行かれるそうです。
  一流の方と言うのは専門の事だけではなく
  趣味を通してより自分磨きをなさっていらっしゃるのですね。

  「 次回は二人で講習会を!」 と言う,
  言葉が出て終わったトークショー。
  初めての試みでしたが
  司会の平岩さんのお力もお借りして
  私自身とても楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
  

 
  
 講習会の作品は、こちらをご覧ください。

  

 


 


 


 


 


 


 

 

 

  

 


普通の主婦が始めたスイーツ好きのための講習会「スィーツプリーズ」